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ARTRAY

アート鑑賞ナビゲーター藤田令伊のブログ形式のメディアです。
展覧会レビュー、アート鑑賞のヒント、アートニュースなどアートに関する
effectiveな情報を発信しています。アート以外についてもときどき書きます。
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4回目の3・11
ブログ
あの日から3年が経った。だが、まだ26万人の人が避難生活を強いられている。復興の道は遠い。原発事故のほうもほんとうの収束へはまだまだだ。


いまさらまだそんなことをいっているのかと思われるかもしれないが、私はどうも2020年の東京オリンピックについては諸手を上げて喜ぶ気にはなれない。そんな金やリソースがあれば、福島を中心とした東北へ回してあげてほしい気がしてならない。それはそれとして考えればいいではないか、といわれそうだが。きっと、いまだに東京オリンピック開催に煮え切らない気持ちを抱いているのは、ごく少数派なのだろうが。


しかし、それはそれとしてあっさり割り切ることができない状況があるように思う。被災地の土木や建設の現場では現在すでに作業員が不足しており、今後、東京オリンピックの準備が進み出すと、ますますそちらに人手や重機などが取られることが予想されるという。下請け会社の社長がそう語っていた。もっとも、オリンピック開催は決定事項なので、ここで私がとやかくいっても何も始まらないのだが。


別な心配もある。東日本大震災によって東日本は地震の活動期に入ったといわれている。これが沈静化して元の状態に戻るには数十年かかるという。首都直下地震の起こる確率は、今後30年間のあいだに70パーセントと計算されている。南海トラフ地震の懸念もある。ほんとうは数十年間はオリンピック開催などは避けたほうがよいのではないか?


そんなことはまずないとは思うが、オリンピックの直前や最中に首都直下地震が絶対に起こらないという保証はない。世界のトップアスリートたちが大変な目に遭わない保証はない。「そんなことは絶対起こらない」として盲目的に突き進むのは、結局、福島第一原発の安全神話と同じ話ではないだろうか。オリンピックを返上しないのなら「想定外」は許されない。


こんなことを書いていると「未来をめざそうとしているところに水を差すな」とお叱りを受けそうだが、どうもすっきりとした気持ちにはなかなかなれない。