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ARTRAY

アート鑑賞ナビゲーター藤田令伊のブログ形式のメディアです。
展覧会レビュー、アート鑑賞のヒント、アートニュースなどアートに関する
effectiveな情報を発信しています。アート以外についてもときどき書きます。
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新型コロナウイルスへの対応
ブログ

新型コロナウイルスの流行が感染拡大期に入ったと見られ、昨日、社会的な対策として国は大規模な集会やイベントの中止・延期を要請しました。

 

美術館はどうなっているのか、この先2週間ほどの状況について東京を中心にちょっと調べてみましたのでご参照ください。

 

(2/27、12:00頃現在HP調べ)

 

<臨時休館となった美術館>

21_21デザインサイト

原美術館(2/29〜休館)

三鷹の森ジブリ美術館

 

<イベント等は中止・延期したが開館している美術館>

東京都美術館

練馬区立美術館

目黒区美術館

世田谷美術館

すみだ北斎美術館

府中市美術館

三菱一号館美術館

出光美術館

パナソニック汐留美術館

三井記念美術館

根津美術館

森美術館

日本民藝館

戸栗美術館

八王子市夢美術館

東京富士美術館

横浜美術館

ポーラ美術館

平塚市美術館

茅ヶ崎市美術館

横須賀美術館

 

<平常通り開館している美術館>

東京都庭園美術館

渋谷区立松濤美術館

アーティゾン美術館

太田記念美術館

東京オペラシティアートギャラリー

ワタリウム美術館

東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館

静嘉堂文庫美術館

五島美術館

町田市立国際版画美術館

小平市平櫛田中美術館

岡田美術館

川崎市岡本太郎美術館

 

※急遽イベント等の取りやめの可能性を告知している場合や、この時期にイベント等の予定がない場合あり

 

<もともとこの時期に休館を予定していた美術館>

東京都現代美術館

板橋区立美術館

サントリー美術館

ちひろ美術館・東京

草間彌生美術館

神奈川県立近代美術館・葉山

 

 

ざっと見渡したところ上記のような状況でした。大半の美術館は開いており、休館措置を採っているのはわずかです。イベント等を取りやめたりしているところは多いですが、展覧会を見るだけなら現在のところは通常とさほどの違いはありません。アート愛好者にとってはけっこうなことですが、同時に微妙な印象も残ります。

 

 

視野を広げれば、いま多くの営業中止や延期が広がっています。美術館と近接したところでは、国立博物館が3月15日までの臨時休館を決め、東京、京都、奈良、九州の4つの国立博物館はすでに今日からクローズとなっています。その他、日本科学未来館や私の故郷・奈良の万葉文化館や飛鳥資料館といった施設も臨時休館となっています。

 

 

あるいは、昨日はPerfumeやEXILEが当日公演中止というダイナミックな判断を下しましたし、米津玄師や福山雅治といったトップスターらも近々の公演をキャンセルしました。感染者が多発している北海道では全道の公立小中学校が臨時休校になり、さらに世界に目を向けると、まだ数人程度の感染者しか出ていない国が全国の学校を休校にしたりしています。ついでにいえば、わがプラスリラックスも企画やイベントを中止・延期しています。

 

 

営業を続けるか休業にするかは難しい課題です。休みにすれば利用者の感染リスクや社会的な感染拡大を防げるメリットがある一方、サービスを享受できるという社会的便益を阻害することになります。また、お金的には休めば収入が減り、経営が圧迫されます。社会的リスクと社会的便益や経済的安定性とがトレードオフの関係にあり、一刀両断の解はありません。

 

 

それだけに、今回、国は要請というかたちで指針を示し、方針選択における当事者の負担を多少なりとも肩代わりしようとしているわけです。国から要請が出されたことで、休業を決めた事業所では選択がしやすくなったことでしょう。ただ、あくまでも要請であって義務ではないので、美術館の対応も↑のようにバラついているわけです。

 

 

営業を続けるか休みにするかは、最終的には個々の判断に委ねられていますから、個々の選択に対してとやかくいうつもりはありません。が、総体的に見たとき、他のジャンルに比べて、美術館の反応は鈍い印象があります。臨時休館措置にしているところはわずかで、他の多くは営業を続けています。

 

 

どうしてそうしたかは、それぞれの事情があってのことでしょうが、結果としては国の要請に応じられていないかたちになっています。あるいは社会的リスクと社会的便益・経済的安定性の関係でいえば、前者より後者を優先したことになります。休むことが同調圧力となるのもどうかと思いますが、自発的選択の結果であれば、美術館はやや感度が鈍い気がします。そんななか、アサヒビール大山崎山荘美術館は、先の3連休前の22日から臨時休館を実施しているので立派です。

 

 

と、ここまで書いていたら、国立美術館が29日からクローズになるというニュースが飛び込んできました。国立美術館は社会的リスクの低減にシフトしたということです。どういう選択をするか、義務ではないだけに、それぞれの館の方針やポリシー、性格が露わになる感があります。

 

なお、今後対応を変えるところが出てくることも予想されますので最新情報をご確認ください。

(下記サイトが参考になると思います)

 

http://www.tokyoartbeat.com/tablog/entries.ja/2020/02/covid19_closed.html