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ARTRAY

アート鑑賞ナビゲーター藤田令伊のブログ形式のメディアです。
展覧会レビュー、アート鑑賞のヒント、アートニュースなどアートに関する
effectiveな情報を発信しています。アート以外についてもときどき書きます。
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オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展
私的展覧会レビュー

2016.4.27〜8.22:国立新美術館

 

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7月15日に入館者数が40万人を突破したそうです。大盛況です。何よりではありますが、あまりに盛況すぎるとゆっくり見られないので、人気があるのも痛しかゆしです。

 

 

そんなこともあって、私は滅多に「必見の」とか「絶対見に行くべし!」とかいう言い方はしません。しないようにしています。しかし、しかしですよ、本展は曲げていってしまいます。これはホントに「必見」です(あー、いっちゃった)。だって、これだけの作品が日本へ来ていたら、行かないわけにはいかないってもんです。私がうだうだいうよりお見せしたほうが話が早いです。

 

 

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《陽光のなかの裸婦》 オルセー美術館

 

 

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《ぶらんこ》 オルセー美術館

 

 

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《都会のダンス》(左)と《田舎のダンス》 ともにオルセー美術館

 

 

通常なら、これだけで十分「ルノワール展」として成り立ちます。

今回は、まだあります。

 

 

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《猫と少年》 オルセー美術館

 

 

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《ピアノを弾く少女たち》 オルセー美術館

 

 

そして、とどめが、

 

 

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《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》 オルセー美術館

 

 

どうでしょう、この豪華ラインナップ。「ガツーン」という感じではないでしょうか。これだけいっぺんに、この日本で見られるとは、奇跡的といっても過言ではないでしょう。いったい、オルセーはどうなっているのかと心配になってしまいます。いつもは高いと感じる料金も、これで1600円は安いと思います。ルノワールがお好きならもちろん、そうでなくても一見の価値は間違いなくあります。だから内覧会もこんなありさまでした↓。

 

 

DSCN1752.jpg

 

 

今回の目玉格は《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》ですが、私は《ピアノを弾く少女たち》がもっともよかったです。以前オルセーで見ているのですが、今回改めて見て「こんなによかったっけ?」と思ってしまったほどで、すごく完成度が高い。あらゆる要素が「調和」を成しており、ルノワールの芸術の極みと感じられました。描きっぷりも手抜き一切なしの渾身のものが。

 

 

ほかにも、さらにいろいろあります。

 

 

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《クロード・モネ》 オルセー美術館

 

ルノワールが描いたモネの肖像です。若き日のモネって、こんなんだったんですね。

 

 

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《草原の坂道》 オルセー美術館

 

ルノワールの絵ですが、モネみたいですね。

 

 

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《アルジェリア風景、野生の女の谷》 オルセー美術館

 

これもいいなぁと思いました。ルノワールらしい豊饒さが感じられます。

 

 

最近、「だれだれ展」という名前の展覧会なのに、肝心の「だれだれ」の作品が10点ほどしかなく、ほとんど詐欺のような展覧会があり顰蹙を買っていましたが、本展はそんなことありません。これぞまさしく「ルノワール展」です。

 

 

それにしても、よくこれだけの展覧会をつくり上げたものです。関係者には敬意を表すばかりです。

文句なしで満点です。

 

 

★★★★★

 

 

※展覧会レビューについて
展覧会レビューは、筆者である私、藤田令伊の価値観と感性で記しているものです。したがって、「正解」とか「模範解答」を狙ったものではありません。お読みくださる方には「世の中にはこういう見方もあるのか」ぐらいに、あくまでも参考としてご覧いただければと思います。また、筆者の見方に固定されず、おのおのの見方をすすめられることを願っています。