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ARTRAY

アート鑑賞ナビゲーター藤田令伊のブログ形式のメディアです。
展覧会レビュー、アート鑑賞のヒント、アートニュースなどアートに関する
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モネの庭
ブログ
今年に入ってからの地方出張シリーズが、まだ微妙に続いております。昨日一昨日は高知へ行っていました。

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↑の写真、モネの作品画像みたいですが、そうではありません。でも、まるでモネの絵のような景色だと思いませんか? それもそのはず、これは「北川村 モネの庭 マルモッタン」というところの写真なのです。


みなさんは高知に「モネの庭」があることをご存じでしょうか? ここは、あのジヴェルニーのモネの庭を再現したもので、もとは工業団地にする予定の土地でしたが、企業誘致に失敗し、思いっきり方向転換をして実現しました。


「再現」は本気で行われています。庭づくりにあたっては、ジヴェルニーのモネの庭の管理責任者であるジルベール・ヴァエ氏の全面的な協力・指導を受け、睡蓮の株そのものもジヴェルニーから移植しています。ヴァエ氏はフランスと日本を何度も往復し、ときに難しい要求もあったそうですが、納得のゆくまでモネの庭づくりがなされました。そうしてできあがったのがここなのです。


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庭園はまさしくモネの世界です。絵で見慣れた風景が現実のものとして眼前に広がります。「モネはこれを見ていたのか!」と感嘆するというか、納得するというか。とにかく「モネの庭」の看板に偽りはありません。モネは晩年、睡蓮の庭づくりに精魂を傾けていましたから、じつは庭こそがモネ最大の作品だったといえるのかもしれません。それを日本の高知でも見ることができるわけですから嬉しい話ですね。四国は、徳島の大塚国際美術館といい、徹底した「再現」がなされる土地柄なのかも。


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ホームページによれば、今年は18日から睡蓮が開花し始めたそうです。訪れたときも、しっかり咲いてくれていました。ラッキーでした! 睡蓮は午後になると花が閉じるので、睡蓮の花を見たければ午前中に行く必要があります。


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池にはメダカもいっぱい! いまやこんな光景は貴重すぎます。いかに環境保全に注力されているかがわかります。


「モネの庭」があるのは高知県東部になります。高知から土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線に揺られて1時間余り。終点の奈半利というところまで行き、そこからさらに北川村営バスで約10分。公共交通機関では本数も少なく、はっきりいって不便なところです。けれども、その先にこそ桃源郷が待っているというものです。高知や四国へお出かけの際には訪問されてはいかがでしょうか。


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